『伝説の前前泊〜完璧を手放した時〜』

こんにちは。
認定ティーチャーのエクタ（李英淑）です。

 

「なんで誰もいないんだろう、、、早すぎたかな？」

2014年11月秋、清里の清泉寮で開催された第1 回めのAFPティーチャートレーニング。

ご縁と導きにより、AFP未体験者の私がなぜかそれに参加することを決め、まさに「勇んで」乗り込んだトレーニング初日のこと。

私の歴史に残る事件が起こりました。

集合時間を過ぎても、あまりにも誰も来ないので不安になり、スタッフの友人なら来ているかなと連絡してみたら、、、

、、、誰もいないのは当たり前！
集合は翌日だったのです！笑

友人たちは優しく
「せっかくだからゆっくり1人を楽しんで」
と言ってくれました。

「うん、そうするね」

そう答えたものの、私は起こったことを理解するのに、しばらく時間を要しました。

でも、事態はとても簡単なことでした。

私が日にちを「間違えた」それだけのこと。

それでも私は、すぐにそれを受け容れることができませんでした。

だって、、、！

そんな！
まさか！
この私に限って！

いつだって何だって、用意周到、完璧に準備して、完璧にやり遂げているのに。

そんなふうに感じていました。

本当は泣きそうでした。

でも決して泣きませんでした。
泣けませんでした。

自分が許せなかったのです。

自分への強烈なジャッジでした。

夫に伝えると
「、、、、、瞑想してらっしゃい」と。

はい。そのとおりです。

いわれたとおり、毎日、瞑想をしました。

初めてのその「瞑想」は、それまで私が体験してきた瞑想とは、まったく違うものでした。

あったかくて、優しくて、ただただ気持ちよい。
何かとてつもなく大きなものに守られているような安心感。

「大丈夫だよ」
と誰かが言ってくれているような感覚でした。

6日間の時が過ぎて、トレーニングが終わる頃、
私はやっと自分自身を受け容れることができました。

間違った自分を。
泣きそうだった自分を。

周りのシスターたちが、そんな私を受け容れ、賞賛してくれたから。

そしてやっと泣くことができました。
とてもあったかい涙でした。

私はやっと、完璧でない自分をゆるしたのです。

 

最終日、泣きはらした後の自撮り@清里2014

 

伝説の前前泊は、私のターニングポイントになりました！

そうして完璧でない自分を受け容れたら、いろんなことが変わっていって、、、。

たくさんの完璧でない美しさに出会いました。

完璧は、ただの幻想だったことに気づきました。
つまりは完璧でありたい、ただの自分の条件付け、パターンだったのです。

それに気づいたら、なんて楽なんだろう。
なんて世界は美しいんだろう。

AFP高千穂リトリート2015

 

無意識にあった何かを握りしめていた力が、ほどけるようにして柔らかくなるのを感じます。

人はみな、完璧でないから、完璧なんだ。

それはもう、なんというか、

完璧な美しさなのです、、、！！！

私は生きている限り、まだまだこの美しさをみていきたい、そんなふうに思っています。

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